2020.12.21
第6回社内プレゼンを行いました
今回は、「地上レーザースキャナを用いた公共測量の追加」
について作業規程の内容をプレゼンしました。
国土交通省では、2025年までに建設現場での生産性の2割向上を目指す。をもとに作業規程の準則が改正されました。(令和2年4月1日)
地上レーザースキャナを用いた測量のマニュアルでは、「地形測量」と「三次元点群データの作成」の2つの公共測量の方法を規定しています。
地形測量とは数値地形図データの作成のための測量、
三次元点群データ作成は地形を表現するための高密度な標高を作成するための測量です。
それぞれの作業区分及び順序がこちらです。
①「地形測量」の作業区分及び順序
②「三次元点群データ作成」の作業区分及び順序
また観測条件は地図情報レベルに応じて、地形、地物で設定されています。
基準となる地図情報レベルは250、500となります。
さらに地上レーザースキャナの性能の規定があります。
器械は、下記の5つの性能を有するものを使用しなければならないという条件があります。
タイム・オブ・フライト方式は、対象にレーザーを飛ばして跳ね返ってくる時間で距離を測定します。
位相差方式は、変調したレーザーを照射し対象に当たって、戻ってきた位相差(周期の差)で距離を測定します。
また、2つの測量方法に応じて納める成果も異なります。
地上レーザースキャナを用いることによって作業スピードは格段に上がります。また他にも様々なメリットがあります。
地上レーザースキャナの特性を生かし、公共測量でも地上レーザ測量を活用していけるよう
今後も努力して参りたいと思います。